7月全校朝会(前期前半最終日)
たにっこのみなさん、おはようございます。
夏休みを前に、今日は、命の話をします。
「4204万8000回」この数字なんの回数かわかりますか?
これは、1年間にみなさんの心臓がドクンドクンと動く回数です。
心臓は、1分間に平均して80回動くそうです。だから、1年間にすると、心臓は約4204万8000回動いているそうです。6年生12歳の人は、生まれた時から、心臓は約5億5000万回動いていることになるそうです。
そうして、みなさんの心臓が休むことなく動いてくれているから、みなさんは、生きているし、勉強したり、友達と遊んだり、おいしいものが食べられたりいろいろな活動ができるのです。心臓にありがとうと言いたくなりませんか?
今年の5月に私のお父さんの心臓が病気で止まってしまいました。そう、死んでしまいました。心臓が止まるということは、死んでしまうということです。
もう、どんなに「お父さん」と呼び掛けても目もあけてくれないし、いっしょにお話もしてくれないし、もちろん動くこともできなくなりました。
わたしも、わたしのお母さんも、わたしの弟や妹もみんな悲しくて悲しくて、泣きました。でもどんなに泣いても、もうお父さんの心臓は動きませんでした。
先日、6年生が平和の発表をしてくれました。みなさん聴きに行きましたか?
戦争は、たくさんの人の心臓が止まる、死んでしまう恐ろしいことです。戦争は絶対にしてはいけません。自分や人の命を大切にしましょうと、平和への願いやメッセージを伝えてくれました。1年生から5年生までの人も6月に、戦争や平和について、命について学習したと思います。
夏休みには、テレビでも戦争や平和についてのニュースが多く放送されます。
みなさんも、テレビを見たり、新聞を読んだりして、戦争や平和について、命について考えたり、家族と話したりしてみてください。
また、最近、海や川や、プールで溺れて心臓が止まった、亡くなったというニュースをよく聞くようになりました。交通事故で亡くなったというニュースも聞きます。
みなさんも、明日からの夏休みに、いろいろなところに出かけることが増えるでしょう。どうぞ、水の事故や、交通事故などに遭って、今頑張って動いてくれている心臓が止まることが無いように、自分の命を大切にして過ごしましょう。家族に悲しい思いをさせてはいけません。
私から、みなさんへの夏休みの宿題は、「自分の命を大切にして夏休みを元気に安全に過ごすこと」です。
8月26日、元気に会いましょう。