5月の全校朝会
5月1日(月)に行った五月の全校朝会では、次のような話をしました。
たにっこのみなさん、おはようございます。
始業式から約一ヶ月がたちました。1年生のみなさんも入学してもうすぐ一か月がたちます。
4月この一か月の間に、私が、いいなあと思ったことを言いますね。まずは、元気に学校に通ってきた人が多かったことです。
それから、新しい学級で、落ち着いて一生懸命勉強している人もたくさんいました。
また、下級生、特に1年生に優しくしてくれる上級生がたくさんいました。先週の歓迎遠足の時も、優しい6年生と過ごしている1年生がとても楽しそうにしていたのがとてもうれしかったです。
すすんで学校に行くぞう、すすんでべんきょうするぞう、すすんで優しくするぞう。みんなで遠足楽しむぞう。たくさんのぞうさんがいました。素晴らしいです。
さて、今日は、あるサッカーコーチから聞いた話をします。そのコーチは、何十年もサッカーのチームを見てきて、わかったことがあるそうです。コーチは次のように言いました。
「強いチームはね、必ず〇〇〇〇ができるんだよ。」さて、何ができるかわかりますか。それは「あ・い・さ・つ」です。
コーチは続けました。「ただ、あいさつするだじゃだめなんだよ。
自分からあいさつができないと強くならない。」
不思議ですね。なぜ、自分からあいさつをすると強いチームになるのでしょうか。それは、自分からあいさつができる人というのは、
「気付く力がある人」だからです。
例えば、「遠くから人が来ているな、あ、先生だ。挨拶しなきゃ。」と、気付いて、「先生おはようございます。」と自分から言える人は、サッカーの試合中でも、「前から敵が来ているな、パスをしよう。」と動くことができるわけです。
自分から挨拶ができないとどうでしょうか。自分から挨拶ができない人は、気付かない人ということになります。
「おはよう」と言われてから、「あ、おはようございます。」と、言っている人は、前から来ている人に気付いていなかったということです。サッカーでいうと、ドリブルをしているときに敵に気付かず、ボールをとられて、「あっ。しまった。」と言っている人と同じです。
あいさつを自分からすると、「気付く力」を身に付けることができます。それは、サッカーだけではなくどんなスポーツ、どんな仕事をするうえでも役に立つ力です。